RC材質の特性

  1. 乾燥について
    RC構造(木造の基礎部分)は硬化反応が進む、数ヶ月間は乾燥を防ぐ必要があり、 乾燥しやすい表面に保水して保湿しないと、強度低下やクラックの問題が発生する。
    また、硬化後も多孔質組織のため内部に水分を蓄え、結露の原因にもなりやすい。
  2. コンクリートは防水性ではない。
    多孔質組織のため、水分が浸透する。
    酸性雨が浸透してアルカリが中和されると、鉄筋の防食保護作用が極端に低下する。 浸透を防ぐには、何らかのバリヤーが必要で、樹脂やガラス反応材で表面防水処理をしたり、 混和材料を練りこむ対策がある。
    しかし、このような対策は、クラックのような大きな隙間には対応できず、 コーキング補修が必要である。
    RCは多少の小クラックは許容する構造であり、強度上の心配はないが、浸水は問題となる、 施工ミスやムラで生じたクラック、紫外線や温度差膨張収縮での疲労クラックを そのまま放置すると、雨漏れや鉄筋の腐食の原因となる。
    鉄筋が侵されると、寿命100年以上とされる鉄筋コンクリートも 法定耐用年数35年以下の短い寿命でダメになってしまうことがある。
  3. コンクリートは物質として安定性が高いが耐候性が高いわけではない。
    近年、構造と雨漏りは10年間の保証責任が住宅製造者に義務付けられ、リスクの高い コンクリート打ちっ放しを避ける業者が多いという。
    外壁に打ちっ放しコンクリートを採用するとすれば初期コストが抑えられるものの、多少の経年クラックの発生とそれにともなう、定期的防水補修は避けられないため、 木造同様のメインテナンス計画が必要である。しかし、コンクリートの外側に屋根や外壁取り付けて、断熱、保湿し コンクリート内壁を打ちっ放しとして開放すれば、弱点は完全に防ぐことができるので、 余計な心配が要らない。
    RCの外側の外壁材、屋根に断熱材、防湿材をつける場合、 RC自体が少しぐらい水分には十分耐えられ、また熱伝導性が高く温度を一定化する(断熱しない)ので、 の隙間でも平気なので、少々の欠損は平気である。 つまり、メインテナンスにほとんど気を使わずに耐候性能は抜群となって、 半永久的な筐体寿命が得られる。


  4. RCは外断熱に限る/ RCを選んだわけ
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